スマートフォンが普及したことによって、ネットの被害はスマホ中心に移りつつあります。
パソコンにウイルス対策ソフトを入れるのは、当然という認識ですが、スマホとなると全く対策していない人も多いはず。「スマホなら大丈夫でしょ・・・?」という間違った認識をしていませんか?
ウイルスによる被害に遭う前に、しっかりと対策しておくべきです。
今回は、スマホでのウイルス対策について、徹底解説していきます。
Contents
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スマホこそウイルス対策が必要!
スマホはパソコンと違ってウイルス対策の必要がないと思いますか?
どう考えても、スマホの方が危ないんです。なぜなら、大事な情報を平気で入力するし、端末内にも記録されているからです。
今の時代、スマホ決済など、スマホからお金を直接支払う仕組みも、どんどん整いつつあります。
- 銀行口座
- クレジットカード
- 暗証番号・パスワード
- メールアドレス
など、スマホで個人情報を入力する機会も多いはずです。この辺りの情報をまとめて奪われてしまうと、知らない間に自分の資産が失われてしまう可能性もあるんです。「スマホなら大丈夫だよね?」なんて言ってられない時代に、突入しているんです。
でも、何も知らない人や、スマホだから大丈夫と思っている人は、対策アプリ入れてないんですよね・・・。
被害に遭ってからじゃ遅いですよ。国内だけとも限りません。
誰かに文句を言うこともできないんです。
自分で自分を守る意識を持つことでしか、被害は防げません。今からでも導入しておくべきです。
スマホのウイルス対策のおすすめアプリ
無料アプリ
avast
PCでも無料のウイルス対策ソフトとして有名なavastのスマホ版です。
GooglePlayストアのレビュー評価も、かなりの高評価でまとまっています。Androidユーザーで、ひとまず無料の対策ソフトを導入したいのであれば、おすすめのアプリです。
ユーザーの不満点としては、有料版の紹介通知が、若干うっとおしいようです。
また、性能が低い端末の場合、アプリの動作が重く感じるようですね。
Yahoo!スマホセキュリティ
日本人にとっては馴染みの深いYahooのスマホセキュリティアプリです。
ユーザーの評価は、シンプルで使いやすいというもの。対策ソフトによっては、ごちゃごちゃした表示など、使いにくいものも多いですが、よくわからない人にとってはシンプルなものが使いやすいでしょう。
動作も比較的軽めなので、対応端末という意味でも、お勧めできるアプリです。
有料アプリ
ウイルスバスター
PC版でも有名なウイルスバスターのスマホ版です。無料アプリにある広告表示がないという点は、大きなメリットの一つと言えます。
スマホでもウイルス感染の危険性が高いサイトにアクセスする人は、高いセキュリティソフトを導入する価値があると言えます。ただ、利用ユーザーの評価を見てみると、ネットワークの状況やシステム権限の許可が必要な設定などを怠ると、うまく動作しないケースもあるようです。
アプリがちゃんと動作するように、設定をしっかりと確認してから利用することをおすすめします。
ノートン モバイルセキュリティ
こちらもPC版で有名なウイルスソフトのノートンです。
アプリによる個人情報や、写真などのデータがどこに送信されるか調査する機能。アプリのインストールのスキャン。アプリそのものの危険性やリスクの通知。
様々な観点から、通知、警告、阻止といった対策を行ってくれる対策ソフトになります。
ウイルス感染の警告が出た場合の対処法
ウイルス感染やネットブラウジングでの警告画面などが発生した場合、ひとまず落ち着いて直近のスマホの操作を思い出しましょう。
というのも、特にネットブラウジングの場合、偽の警告の可能性も高いからです。偽の通知によって、誘導したいサイトにアクセスさせるのが本来の目的。焦って、そこにアクセスしてしまうと、まんまと引っかかってしまったということになるのです。
だからこそ直近のスマホ操作を、冷静に思い出しましょう。
基本的にはネットブラウジングのみで、金銭的な要求は発生しません。
必ず事前に金銭が発生することを通知して、承諾の確認が必要になります。お金を支払うつもりがないのに、強制的に支払わせることはできないということです。
よくあるパターンとしては、全く悪質でないサイトを閲覧しているときに、突然、「ウイルスに感染しています」というページに飛ばされるケース。ウィルスに感染してるなら、端末に感染するので、ネットブラウザで知らせるのはおかしいのです。たかがブラウザソフトにそんな機能や権限はありません。
しかし、何も知らない人はそのまま信じて、流れに沿って操作してしまう。
自分に心当たりがなく、怪しいサイトにもアクセスしていないなら、アクションを起こさず、ページを閉じることができないなら、強制終了するのが正解です。
そのままもう一度起動せずにアプリを再インストールするのが最も安全です。端末がウイルスに感染していないか不安なら、ウイルス対策ソフトでスキャンしましょう。
スマホ端末によってセキュリティ度が異なる?
iphoneのセキュリティ
IPhoneは、ウイルス対策の必要がない端末と言われています。
確かにIPhoneは、AppStoreのアプリしかインストールできないので、Androidに比べてセキュリティは高いです。システム端末自体に、ウイルスが感染して被害にあうというケースは、ほぼないと言っても良いでしょう。
しかし、ネットの閲覧に関しては、全く別問題です。
ChromeやSafariなどのブラウザから、悪質なサイトにアクセスして、画面上で操作入力したものに関しては、端末は関係ありません。そして、フィッシング詐欺やワンクリック詐欺といった不正請求などは、まさにこういったケースなわけです。
つまり、最も被害に遭いやすいネットブラウジングに関しては、しっかりと対策が必要ということです。
Androidのセキュリティ
Androidに関しては、IPhone端末よりもセキュリティが低いと言えます。
誰が作ったかわからないアプリを、なんでもインストールしてしまうと、それだけで端末内部の情報を抜き取られたり、不正な操作を行われて、被害に遭う可能性もあります。「ソフトウェアの品質の向上のため、ユーザーの情報にアクセスすることを許可しますか?」といった表示を見たことのある人も多いはずです。
Androidの場合、アプリのインストールについての制限が低いため、見た目全く操作していなくても、裏で不正なプロセスが動作している可能性も高いでしょう。
何も対策せずに、スマホを使用するリスクは非常に高いのです。
wifi通信の危険性
外出時にwi-fiのフリースポットを利用している人も、注意が必要です。
自宅で自分しか利用しないwi-fiなら、セキュリティ設定の高いので、情報漏洩の心配も少ないですが、多くの人が自由にアクセス可能なフリースポットの利用時には、絶対に対策しておくべきです。
通信の高速化のために、暗号化をせずに通信すると、情報をそのまま抜き取られてしまう危険性もあります。
公共機関が提供しているwi-fiスポットだからといって、安心しているかもしれませんが、スマホでの安全確保は、完全に自己責任です。
まとめ
これからさらにウイルス対策の重要性は、高まっていくはずです。
最低限でも無料アプリを導入しておかないと、無防備のまま危険なリスクを犯し続けることになります。パソコンユーザーよりもスマホユーザーの方が、今後主流になっていくので、悪質な人間の狙い目もスマホ中心に移っていくはずです。
現時点で対策していない人は、今すぐにでも対策アプリを導入しましょう。