データ通信専用プランで契約した場合でも、通話はしないが電話番号が必要なケースがあります。
電話番号が必要なケースとは、何かに登録するときや、契約書類などに電話番号の記載を求められる場合です。
ただ、それだけのために、わざわざ毎月音声通話分の月額料金を、継続して払い続けるとなると、月額料金が高くなってしまいます。
今回は、格安SIMのデータ専用プランで電話番号を手に入れる方法について解説していきましょう。
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データ専用プランでも電話番号を手に入れる方法
データ通信専用プランでも電話番号を手にする方法が、IP電話です。IP電話なら、電話番号のために通話プランを契約せずに済みます。
最近ではip電話のアプリもいくつか出てきています。
Ip電話の場合、音声通話のオプションに比べて、非常に安い月額料金で利用することができます。アプリによっては無料で利用できるものもあります。
電話をほとんど利用しない人は、このip電話の電話番号で問題ないです。
携帯電話とIP電話の違い
携帯の電話は音質が優れている
まず携帯電話の特徴としては、音声の質がとても安定していることです。
携帯電話の端末から発信して、まずは最初に携帯キャリアの携帯通信網を通過し、長距離電話網を通過して、NTT東西地域電話網へとつながることで、高い品質を保っています。これまで長い歴史をかけて築いてきた品質の高い電話網を利用しているんですね。
それに比べてip電話の場合、携帯電話端末から発信して、すぐにインターネット網へアクセスします。インターネット網の場合、音声通話占有の回線ではないため、通話の品質が下がってしまいます。Ip電話のデメリットとしては、インターネット網を通過するため、音声の質が下がってしまうことです。
ただし、最近はインターネットの回線の品質の向上しているので、通話に関して全く問題を感じないという人もいます。このあたりは気になるかどうかのレベルかもしれませんね。
携帯電話だと通話料金が高くなる
携帯電話のデメリットとしては、高い品質の通話を保つ代わりに、その分通話料金がかかってしまうことです。携帯電話の通話料金はip電話に比べて高くなってしまいます。ということは、そこまで通話の品質は気にしないというタイプの人の場合は、Ip電話の方が通話料金が安くなるためメリットになるというわけです。
さらにip電話の場合、同じアプリを利用した場合や回線業者が同じ場合は、通話料金が無料という特典があります。通話も限られた人、例えば家族や友人などとしか通話しないという方であれば、音声通話のプランを契約しなくても、通話料金が無料のまま利用することができるというわけです。
IP電話の種類
IP電話の種類もたくさんありますが、050ではじまる電話番号をもらえるタイプのものをご紹介します。
050番号の特徴としては、どの業者も050番号を取得できるというわけではありません。ある程度通話品質などの基準があり、それを満たした業者だけが取得することが可能になっています。
050番号を利用することで、ある程度の安心感を得ることができるというわけです。
050plus
NTTCommunicationsが提供する電話アプリ。
月額料金は300円。
国内の通話料金は、携帯電話が1分あたり17.28円。固定電話が3分あたり8.64円。
メリットとしては、アプリ同士は無料通話が可能。留守番電話も無料。利用できる050番号が選べることです。
SMARTalk
楽天コミュニケーションズのSMARTalk。
月額料金はなんと無料です。
国内の通話料金も、携帯電話と固定電話が一律、30秒あたり8円。
こちらもアプリ同士であれば通話料金が無料。
LaLaCall
ケイオプティコム提供のLaLaCall。
月額料金は100円。ただし、mineoで契約している場合は無料。(2017/01/31まで)
国内の通話料金は、携帯電話の場合1分あたり18円。固定電話は3分あたり8円。
こちらもアプリ同士であれば、通話料金が無料となっています。
Ip電話の注意事項
Ip電話で注意しておきたいのが、こちらから電話することができない電話番号があるということです。
電話できない電話番号というのは緊急電話などの電話です。
警察や消防などの110番や119番、その他、0120、0570、0990が先頭につく電話番号へは、こちらから発信することができません。
この点には注意しておきましょう。
まとめ
通話に関して別の手段で代行できるし、必要な場合の電話番号については、ip電話で取得できることが分かったと思います。
Ip電話を使ってみたいと思った人は、通話料金も安くなるためぜひ使ってみてください。
月額料金が無料の場合でも、途中で価格が変更される場合があるので、その点だけは注意しておきましょう。